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仕事ができる人は禅や瞑想を取り入れている

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世界的に有名な企業の間で禅や瞑想を取り入れることがブームとなっているそうで、先日、近くの書店に行ったら瞑想に関する本が山積みになっていました。

日本のビジネスマンやOLさんに向けた雑誌やWebでも、禅や瞑想を取り上げている例を見かけるようになりました。

 

以前は、時間が取れると鎌倉の寺院に出かけていました。鎌倉五山があるように鎌倉の代表的な寺院は禅宗です。

禅宗の寺院では、一般の人も参加できる禅の会が行われたりします。

私も禅の会に参加したことがありますが、禅の会には日本人だけでなく外国の人も対象にしているものもあります。

禅とか瞑想は、今や世界的なブームとなっているようです。

禅と瞑想

禅は、もともとはインドの瞑想が発祥といわれています。

瞑想は、目を閉じて、心を静めて無心になることですが、インドでは瞑想は紀元前から行われていたといわれています。

 

スティーブ・ジョブスが瞑想を実践していたことは知られていますが、アメリカでは「マインドフルネス」として様々なシーンで実践されています。

彼らの目的は、マンドフルネスを実践することだ。この一見シンプルな方法が、ストレスを軽減し、幸福感を強め、そればかりか私たちの生産性をも高め、人生の見方さえ変えてしまうのだ。(マインドフル・ワーク)。

 

マインドフルネスとは、仏教でいう無知とか無明に気付き、ただ「その瞬間に意識を向けること」をいいます。

欧米では、マサチューセッツ大学のジョン・カバットジン博士が30年以上前から医療現場に取り入れたのをきっかけに幅広い分野でマインドフルネスの実践が取り入れられています。

 

 

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仕事ができる人の間で禅や瞑想がブーム

今、大手企業を中心に瞑想が取り入れられ、ブームの広がりを見せています。

瞑想については、実際に科学的な検証が行われており、禅や瞑想に関する論文は1,000を超えるともいわれています。

 

現代社会では、パソコンやスマートフォンによって常にメールをチェックすることが要求されるようになり、それは寝ている間も同様です。そのため、現代人は精神的な負担が一層深刻化しています。

瞑想を実践することで、職場から受ける心理的な影響を軽減させることが期待でき、プライベートのストレスを変えることも可能です。

 

瞑想を実践することは、嫌な上司を変えてくれるわけではありませんし、お客様からのクレームをなくしてくれるわけではありません。

しかし、瞑想を実践することで自分と向き合い、結果として仕事のストレスが減る可能性があります。

 

あのスティーブ・ジョブズも仕事の合間に禅の修行をしていたことは有名ですが、Googleといった一流企業でも人材教育で取り入れているそうです。

 

瞑想の効果

ストレスを軽減する

瞑想の実践は、うつの軽減や怒りが改善が期待できます。

 

不安と向き合える

ストレスは、職場だけではなく、家庭などあらゆる場面が原因となります。

同じ仕事をする場合でも、精神的に不安なときがあれば、安定しているときがあります。瞑想の実践によって精神的な安定の持続が期待できます。

 

ポジティブになる

瞑想=ポジティブというわけではないかもしれませんが、瞑想をすることで結果的にポジティブ思考が期待できます。

 

集中力を高め、持続可能になる

瞑想は、精神を集中することを実践するので、精神を鍛え、集中力を高めて持続可能にしてくれます。

余計なことを考えたときに、呼吸に集中することで集中力を高めることができるようになります。

 

他人への思いやりを持てるようになる

瞑想によってストレスがなくなれば、自己中心的な考えが少なくなり、他人への思いやりが出てきます。

他人への思いやりを持てることで、職場やプライベートの人間関係が豊かになります。

慈悲の心/思いやりそれ自体が今や大掛かりな研究対象となりつつある。科学者たちはCCAREの守備範囲を超えてその研究を始めている。また、企業や団体ではそれを毎日の業務に取り入れようとしている。研究者たちは、マインドフルネスと慈悲の心や思いやりの心の間に強いつながりがあること、マインドフルネスがそれらを育てることを明らかにしている(マインドフル・ワーク)。

 

忍耐力が持てる

瞑想を継続して実践することで、自然と忍耐力も培われます。

瞑想をして呼吸に意識を向けることは、自然と忍耐の質が高まるそうです。

 

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毎日10分を継続する

瞑想を始めるにあたっては、費用がかからず、特別な道具もいりません。

毎日10分を継続するだけでも十分な効果が得られるそうです。

カバットジン博士が言うには、瞑想に正しい方法はないそうで、いろいろな時間の長さで瞑想してみることがおすすめだそうです。

 

誰でも、座って呼吸に集中したり、心を観察することは出来ます。さらに、座っていなければいけないわけでもありません。歩きながら、立ったままで、寝転がって、片足立ちで、走りながら、もしくはお風呂に入りながら、瞑想することだってできるのです(マインドフルネスを始めたいあなたへ)。

 

瞑想は一日僅か10分、20分でも効果があり、実際にやってみると心が穏やかになって気分もスッキリします。

時間が無くて瞑想ができないときは、深呼吸を数回してみるのも効果があるようです。

 

瞑想は、仏教に発祥を持ちますが、マインドフルネスは宗教とは関係なく、誰でも実践することが可能です。

 

準備

・自分にとって楽な姿勢を見つける。真っすぐな姿勢で背筋を伸ばす。

・目を閉じて、深呼吸をし、姿勢を安定させる。息を自然に出入りさせる。

・頭からつま先まで、自分の身体の感覚に注意を向ける。姿勢を変えないようにして、しばらくの間こうした感覚に気づいてみる。

 

実践

・呼吸が鼻孔を出たり入ったりする感覚を選んで、全ての注意を集中させてみよう。ほかの感覚を全て意識の外に追いやり、この感覚だけに集中していみよう。

・呼吸に集中しながら落ち着いてきたら、呼吸というものがいかに複雑な行為かということに気づいてみよう。

・唇と花の間の一ヵ所、唇の上の部分を選んで、そのわずかな皮膚部分に呼吸がどのように感じられるかに注意を向ける。感覚を意識し続け、注意をその場所に向ける。

・何回か呼吸したら、あるいは一呼吸だけでも、あなたの注意力はさまよい始める。

・自分が考えていることや、自分の気をそらしているものに気づこう。それを意識し、手放し、穏やかに注意を戻してみる。吸い込む息、吐く息に集中しよう。

・数回呼吸すると、心は避けようもなく再びさまよい始める。何度も注意力へのコントロールを回復する。これがマインドフルネスの実習の鍵であり、やがて莫大な見返りがもたらされる。

「マインドフル・ワーク」 著・デイヴィッド・ゲレス 訳者・岩下慶一

 

参考資料

「本当の自分とつながる瞑想入門」 著・山下良道

「マインドフルネスを始めたいあなたへ」 著・ジョン・カバットジン 監訳・田中麻里 訳・松丸さとみ

「マインドフルネス最前線」 著・香山リカ

「マンドフルネス入門講義」 著・大谷彰

「マインドフルネス実践講義」 著・大谷彰

「マインドフル・ワーク」 著・デイヴィッド・ゲレス 訳・岩下慶一

 

一般参加できる禅寺(鎌倉)

私自身、歴史が好きで鎌倉によく訪れますが、鎌倉は禅宗が多く、有名な禅寺もあります。

中には土日に一般参加ができる禅寺もあります。

 

鎌倉にある禅宗を格付けしたのが鎌倉五山になりますが、鎌倉五山第一位の建長寺では禅に参加できます。

 

鎌倉五山第二位の格付けをもつ円覚寺でも土日に坐禅会をやっています。

 

竹の寺として有名な報国寺でも坐禅会をやっています。

また、報国寺はミシュランガイドで3つ星をもらったことで多くの外国人も訪れています。

 

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