神奈川県社会保険労務士会の研修会があったので行きました。
研修会の会場は、横浜市の「みなとみらい」でした。
みなとみらいは、デートスポットとして使われたり、海外からも多くの観光客が訪れる人気のエリアです。
みなとみらいは横浜の中心地
横浜の地元雑誌で、横浜の中心はどこかというアンケートを発表してましたが、みなとみらいが堂々の1位でした。
ランキングには、横浜駅周辺、関内、桜木町といった人気の観光スポットも入ってましたが、今はみなとみらいを横浜の中心と考えている人が多いみたいです。
横浜の中心がどこかについて意見が分かれるのには理由があります。
県庁や裁判所といった行政の中心地は関内ですが、2キロ以上離れた横浜駅はターミナル駅として日本でも有数の利用者がいます。
また、桜木町周辺はみなとみらいの入口ですし、野毛という横浜最大の飲み屋街があります。
仙台とか新潟の人に対して、初めて横浜に来た感想を聞いてみると、意外と街が小さいという人が多いそうです。
確かに人口の多いわりに横浜の駅はそんなに大きくない気がします。逆に地方に仕事で行ったときに駅の大きさに驚くことがあります。
横浜は、横浜駅周辺、新横浜、桜木町、関内、みなとみらい、とエリアが分散されて一極集中してないからというのもあります。
社会保険労務士には必須研修会がある
社会保険労務士として開業していると、必須研修会の通知が届きます。
必須研修会は、地域ごとに行われるので、今回参加した研修には神奈川県内の社労士が参加しています。
会場には、支部が違う社労士ばかりで、ほとんど知らない人ばかりでした。
ただ、必須と書いてある割には、参加者が少ないのは、実際は必須という感じではないからです。
必須なのは倫理研修です。倫理研修に無断欠席すると社労士会から通知がきます。
今回の必須研修は、みなとみらいのパシフィコ横浜で行われました。
前回も関内周辺でしたが、神奈川県西部で活動している社労士さんにしてみたら1日がかりです。
神奈川県社労士会が関内にあるので、神奈川県社労士会が主催するイベントは、ほとんどが関内・桜木町周辺です。
パシフィコ横浜へは、みなとみらいを眺めつつ、歩いて行きました。
当日は、台風が接近していて、研修会の最中も強い雨と風が吹いてました。
電子申請に関するテーマ
今回の必須研修会は、前半が「電子申請」に関係するテーマで、後半が「心が楽になるネガポジ反転学」という題名でした。
電子申請で社会保険の手続きができるようになったとはいえ、社労士の多くはまだ取り入れているとはいえない状況です。
国としては、3年を目標に電子申請で手続きをしてもらうようにしたいようですが、まだまだ個人が中心の社労士は難しいとのことです。
社労士の中にも、電子申請を試みようと思った人は結構いるようですが、途中で面倒くさくなってやめてしまう人は多いそうです。
必須研修の前半は、初めての電子申請をテーマにした演劇を見ました。
演劇内容は独立社労士を主人公にしたもので、書類の申請を毎回役所に持参して行っている独立開業社労士が、電子申請を導入したおかげで自分の時間が持てて時間を有意義に使えるようになったという話です。
演劇終了後、実際に電子申請している社労士と、電子申請をしていない社労士の質疑応答もあり、電子申請についてのメリットとデメリットを聞くことができました。
質疑応答を聞く限り、電子申請を導入したからといって、必ずしも時間を節約できるわけではないようです。
質疑応答では、若手社労士に電子申請賛成派が多く、若手でない社労士が電子申請反対の立場なのが印象的でした。
開業社労士の平均年齢は、60歳以上らしいので電子申請が当たり前になるのはまだ時間がかかりそうです。
電子申請を推奨している一番は政府です。
とはいえ電子申請は、過去にトラブルも度々起きており、トラブルがあった場合を想定して導入していない社労士もいるようです。
後半の「心が楽になるネガポジ反転学」は、社労士の仕事とは関係ないものでしたが、これを聞けば心が「ぐ~」となるとか。
対人関係で悩んでいる人は多いので、なかなか有意義そうな内容です。
社労士は人に関する仕事なので、うつ、人間関係、社員のやる気、といった相談を多く受けている人には役立つ内容かもしれませんね。
少し違いますが、人から一目置かれる人の一つに言葉遣いが丁寧ということが挙げられるということを聞いたことがあります。
小学生の間でも、言葉遣いが丁寧で友達に気を使える子は、周りの同級生から尊敬されるそうです。
台風が近づいていたので、少し早めに会場を出て会社に戻りました。